ミッドナイト清純異性交遊

 

夜の街、コンビニまで口ずさみながら歩いた。

"アンダーグラウンドから君の指まで、遠くはないのさ。iPhoneの明かりを残してワンルームファンタジー。何を食べたとか、街の匂いとか、全部教えて"

大森靖子ちゃんが道重さゆみさんに宛てて書いたラブソング。好きな人が好きな人のためにつくった歌っていうだけで愛おしいし、大切になる。

 

最近、周りの友人の恋愛やら何やらの話を聞いて共感することが多い。どうやら25歳、手を替え品を替えみんな悩んでいるらしい。かく言う私も悩んでいるらしい。もはや、悩んでいるというよりはずっと頭の隅っこにある。バイトとかで集中しているときは良いけれど、それがふっと途切れたときや家に帰ってひとりになったときに意識の表層に上がってくる。思い返しては自己嫌悪する。本当に嫌な奴だなと思う。

どっかの少女漫画の主人公みたいに性格も顔もスタイルも育ちも良かったら、きっとこんなことにはならなかったのになあ〜、と現実逃避。世知辛い。赤信号は2人で渡っても3人で渡っても怖いし、きっと大型トラックに轢かれて終わる。終わってくれた方が楽なのかもしれない。

 

「お前と一緒に暮らしたら幸せか不幸かの二極化だと思う。普通が無い。喧嘩したらとんでもなく不幸になると思う。それが怖い」と、そう言われた。

2人とも、自分の住処に呼び寄せようとしたり、東京で一緒に暮らそうとしたりした。夜中の電話。付き合っているわけでもない、恋愛に踏み出すわけでもないのにそんな取り留めのない話をして、あの日は本当に幸せだったんだよねと過去を振り返って、相手の優しさや情を消費するのは良くないことなのに、何を甘えたことを言っているんだろうと思う。

 

いつまでも私の人生の登場人物でいてほしかったな。まだ間に合うのかな。わからない。