重たい睫毛

 

私の世界は私のものだから踏み込まないでほしいしなるべく大切にしてほしいよ!と、ただそれだけの話。でもそのために人の気持ちを蔑ろにするような人間にはなりたくない。どこかで折り合いをつけなければいけないこともわかっている。あーあ、人間って厄介だな。全部が全部すっきりうまくいく人間関係ってどこに落っこちているんだろう。仕事頑張ってたらいつか報われるのかな。市子ちゃんや靖子ちゃんのお歌に気持ちをひとつひとつ拾ってもらったら救われるのかな。果たして私はそれだけで満足できるのかな。人間関係の煩わしさも知ってるけれどそれ以上の心地良さを知ってしまったから、そうしたらもう戻れないのかもしれない。

 

そういえば昨日くらいから、久しぶりにメビウスのオプションレッドを吸っている。8ミリではなくあえて5ミリ。夏に愛煙していたやつ。夏に少しだけ付き合った人が吸っていた銘柄。それが嫌なのもあって疎遠になっていたけれど、久しぶりに吸うとやっぱり美味しいな。夏はこれを一箱あけてたのか〜とか、4本くらいチェーンしてたのか〜とか思うと怖い。本当に病的なチェーンスモーカーだったんだな。今でこそ本数は激減したけれど、それでも友達と電話して楽しくなったりストレスが溜まったりすると本数は増えるし、オプションなんて軽いからスパスパ吸えちゃうから余計に。煙草やめたいって気持ちも全然出てこないし、今はまだ喫煙者でいたいな。夏みたいなヘビースモーカーになるのはごめんだけど。

 

夏、秋、冬、それぞれにいくつも大切な思い出があって、私はまだそれを捨てきれずにいる。こんなことまで思い出させるなんて、音楽も煙草も好きだけれど罪深いよ。おやすみなさい。